部活動について思うところをつらつら

テスト期間中であっても部活優先の中学校は割とある。

主に運動部。

成績の良い生徒であれば問題ないとは思うのだが、「テストで成果をださなければ志望校を受けることすらままならない」という状況の生徒にとっては大きな問題だと思う。

正直に言えば、私はテスト期間中の部活動は反対だ。

受験生ともなればなおさらだ。

自分が学生の頃は学問を重視する先生もいて「定期テストで成績の良くない子は部活動停止」というルールを設けているケースもあった。

また昨今、顧問教員の負担が社会問題となっている中、過労で首をくくる彼らを無視して部活の顧問を強要しているのは文科省なのか、あるいは各自治体、教育委員会なのだろうか。
部活の顧問が長時間労働の原因となり、教師の採用倍率は年々下がり続け、「担任のいない学級」が生まれているのではないか。

駅伝も、中3生にさせるのは遠慮願いたい。
本人が望むのであれば自己責任ともいえるが、私の聞く限りでは教師の熱心な勧誘を断り切れず、半ば強制される形で引き受けてしまうケースが少なくない。
生徒を駅伝に勧誘するにしても、その生徒の成績が良好で、9月、10月まで駅伝を続けても問題なく志望校に合格できるかどうかを考慮した上で声をかけるべきではないか。

鳥取県の入試は一発勝負だ。
とりわけ鳥取市においては進学校が少ないせいでレベルが細分化されておらず、「東西にぎりぎり届かない子」に合う公立高校がない。
県外であれば自分のレベルにあった公立高校に入り、その中で奮起して大学進学を目指すことは十分に可能だが、鳥取においては東西に落ちた場合は大学進学が相当に厳しいものとなる。(良い私立高校はあるが、それなりにお金がかかる)。

大卒と高卒では生涯年収が6,000万円異なるといわれているため、私はいつも生徒に「鳥取における高校受験は6,000万円をかけた大勝負だ。数少ない進学校に入れなければ、その時点で国公立大学や有名私立大学への進学の道はほぼ閉ざされる。これが大学受験なら失敗しても浪人する道があるが、高校受験で浪人する者は極わずかだ。僕ら塾講師はその6,000万円をかけた勝負のために雇われているのだから、厳しいのは当たり前だろう。部活が原因で進学が危ういなら部活をやめなさい。駅伝を引き受けてもよいのは合格が確実な生徒だけだ」と伝えている。

話を戻すが、部活や駅伝に人生を狂わされた、あるいは狂わされそうになった生徒を少なからず見てきた者としては、生徒の人生に責任をもった活動をしていただきたい。

一方で私自身、学生時代に運動部で培われたものは確かにある。
運動能力、協調性、忍耐力、感性と様々だ。
だがそれらは本当に週5~7日も行わないと身につかないものなのだろうか。

私も古い人間なので「勉強との両立ができない生徒が悪い」という根性論も分からないでもないが、両立できなかった場合は学問を優先すべきではないかというのが論点だ。

部活動は廃止すべきとまでは言わないが、公立中学校においては週3を限度とし、テスト一週間前の部活は禁止とするなど、やりようがあるのではないか。